日本語の情報が少ないようなので、手早くまとめておく。犯人にかんする最新の情報については、続報: オスロ爆発・銃乱射、死者100人近く、犯人は極右の男か | The Long Wait を参照して欲しい。

7月22日の昼下がり、ノルウェーの首都、オスロで爆発があった。狙われたのは政府のビル。首相のオフィスが入った建物も爆破された。現在(英国時間 BST 21:00)確認されている限りで7人が死亡、少なくとも15人が重軽傷を負った。金曜日であったため既に職場を離れている職員が多かったため死傷者は通常より少なかったが、それにもかかわらずこれは第二次世界大戦以来最大の事件であるという。首相は爆発が起こった際オフィスにおらず生き延びた。動画は爆発直後のオスロ。

その後、ウトヤ島で行われていた政権党である労働党の青年集会で銃撃事件が発生した。ここでは10人が死亡。逮捕された犯人は警察官に変装しており、市内の爆発の現場にもいたことが確認されている。地図はウトヤ島の場所。

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犯行がどのような組織あるいは個人によって、どのような意図で行われたのかは未だ判然としない。国際テロであるならば、アルカイダが以前から犯行を予告している国家のうちにノルウェーも入っているということである。ムハンマドのカリカチュアを描いた問題や、アフガニスタンでの作戦に関わった過去がノルウェーにはある。しかし、これらの事実は決して確定的とは言えないし、政府機能と直接的には関係のない労働党関連の組織を狙ったという事実から、国内の反政府組織である可能性もある。BBC の情報によれば、銃撃の犯人はノルウェー人とみられる白人によって為されたノルウェー人であることが確認されたということであるが、これがどのような事実に結びつくかは未だ明瞭ではない。現在のところ、判断を可能にする十分な情報はあるとは言えない。

[追記4 BST 22:00]首相の談話では、どのような集団がこの事件に対して責任を持つかは明示されなかった。

[追記3 BST 21:44]現在ノルウェーでは厳戒態勢が敷かれており、外出及び携帯電話の利用を自粛することが推奨されている。

[追記2 BST 21:40]現地の新聞である Nationen によれば、警察は、「これはテロではなく、ノルウェー人が既存の政治システムを狙ったものではないかとも考えている They suspect that this is not terrorism, but a local variant aimed at the existing political system.」という。

[追記 BST 21:30]CNA 分析官である Will McCants (@will_mccants) によれば、アンサール・アル=ジハード・アル=アラミ、あるいは「世界的ジハードの助力者たち」が犯行を認めたという。New York Times が報じた。続報を待つ。BBC の情報によれば、この組織は今回の事件とは関係がない、とテロリズムの専門家は言った。

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